天然の岩窟に設けられたこの堂は、大同年間(806~810年)の創建と伝えられています。本寺は妙見山神光寺の一部であったといい、百五十石の寺領を有する大伽藍でしたが、豊臣秀吉来攻の時兵火に罹り消失し、この堂だけが焼け残ったものといわれています。 また本尊は因幡の「黒皮不動」として信仰を集めた不動明王で、弘法大師が33才の時に彫刻されたものと伝えられ、日本三大不動明王として名高いです。
東伯郡三朝町にある「三徳山三佛寺投入堂」などとともに、岩窟利用の舞台作りで、密教系であるという点ではほぼ同じ系列にあるものです。
所在地 |
鳥取県八頭郡若桜町岩屋堂
|
---|---|
電話 | 0858-82-2213 (若桜町教育委員会事務局) |
アクセス | 若桜鉄道若桜駅から バス15分 中国自動車道「山崎IC」から車で約90分 |